高所作業

高所作業の紹介。

作業風景1

空師

(そらし)

樹上高く登りてっぺんから枝を払い、空に近い場所にて伐採作業を行う・・・ゆえに空師。

 

海外では空師のように樹木高所作業をする者を、*アーボリストと呼ぶ。

 

*アーボリスト・・・海外では樹木医の意味合いもある。)

えぐね(いぐね)の手入れ、巨木の枝払い・伐採

建物の側で大きく成長した木は、枝が屋根にかかったり台風で折れることがあり危険です。

庭木と同様手入れが肝心。

 

※ えぐね(いぐね)・・・岩手県南地方の呼び方で「屋敷林」のこと。

              防風などの効果を期待して、伝統的な日本家屋は木々に囲まれていた。


作業風景2

左の写真は住宅の立ち並ぶ中で、スギの伐採作業をしている様子です。まず、

 

①チェーンソーをしょって登り、

②枝を落とし、上から伐っていきます。

③伐った丸太はロープを使って安全に地面に降ろしていきます。

 

太い枝になるとこれもロープで吊ってから伐ります。

 

最大限の注意を払い、建物への影響がないように作業を進めるため、

何日もかかる場合があります。

近年では大径木(老木や枝ぶりのいい大きな木)自体少なくなって、

市場は狭まってきました。

しかし、銘木として取引されることもあり、価値ある銘木として切り出す

には空師の確かな腕があってこそ、と言えるでしょう。

余談・・・

岩手日日 2001.12.1の記事
岩手日日 2001.12.1の記事

深夜、自宅の鶏小屋を襲ったクマに対し、空師はマサカリで一撃したのだという。(注:「本来なら有害駆除申請が必要だが、緊急的でやむを得ない措置」岩手日日 2001.12.1の記事より)

誰もが逃げ出してもおかしくない状況で応戦を模索した、大した度胸である。もちろん真似してはいけない。

松茸写真

趣味はきのこ採り。松茸もこんなに採ったらしい。羨ましい!!